総合学習「田舎暮らし」概要

1.目的

都会の恵まれた環境に住み慣れた生徒たちと教員が、都会の雑踏から離れ、窮屈な時間の流れから開放され、現地(田舎)での自然の中で現状を分析しながら生活していき、様々な知恵を養うこと。そして、自然の素晴らしさや怖さを肌で実感し、現地の方々との交流を通して自然と共存する知恵を学ぶこと。また、一軒家を年間通して借り上げることで自炊生活をし、生徒が自ら問題を発見し、その解決のためにチームワークを大事にし、積極的に取り組む姿勢や発想力を養う。究極的には、自給自足生活が目標であるが1年で完結ということではなく今後、可能ならば半永久的に取り組める「総合学習」としたい。

2.学習計画(年度によって多少の変更あり)

 

 

 

 

 

 

※第1回訪問以外はグループごとに分かれて訪問する。

 

3.動機付け

校内でも畑を作り年間通して野菜や果物を育てたり、キノコを栽培することなどを通して畑作業へ関心意欲を持たせ、現地訪問の際に役立てる。また、現地での実地見聞を通し、一人一人が“やりたいこと”、“やるべきこと”を自ら率先して見つる。一方で、こちらからも現地でしかできない体験などを示し、学習していく。

4.活動場所

新潟県魚沼市(旧入広瀬村)大白川地区を中心

参考HP http://www.iine-uonuma.jp/(魚沼市観光協会)

5.履修条件 ☆履修する生徒に期待すること☆

目的意識をしっかり持って、意志の強い生徒が向いている。受身的な姿勢ではなく、あらゆることにもチャレンジする気持ちがある生徒。日常の生活もしっかりと送っている生徒。また、自分のわがままを押さえ、履修者間の協調、そして地域住民の方々との協調を最優先に考えて、ボランティア精神で臨めるものが履修すると楽しく充実した田舎暮らしになるだろう。

現地での主な活動場所は、年間で借り上げている一軒家(田舎暮らし1期生が「山菜児」と命名)になる。自炊生活であり、そのための食材も自分たちで作らなければいけない。また、農作業の知識も現地の方々に学ばなければいけない。そういった意味でも現地での生活で自分のおしゃれやファッションのことなどに気にかけているような時間はない。そういう目に見える形での不自由さはきっと東京に比べたらはるかにあると思うが、その分、時間をかけて部落の方々に我々を認めてもらい農作物のおいしい作り方を教えていただいたり、自給自足生活のスキルを学んでいくことができると思う。きっと、目には見えないけれども素晴らしい充実感と感動を得ることはできるだろう。それは一生の宝物となり、一生の付き合いができる村になるかもしれないし、そうなって欲しいと願っている。

6.現地での活動内容:家の管理、農作業、米作り、林業体験(森林整備、間伐、枝打ち、きのこ栽培など)、炭焼き、山菜採り、民芸品製作(わら細工など)、食品加工(保存食)、地域でのボランティア活動(清掃作業など)、村のイベントへの参加、自然環境の研究、雪山体験(スノーシューなど)など希望に応じて対応する。なお、8月中旬に行われている夏祭りには準備から携わり、神輿担ぎや子供たちが楽しめるような手作りのゲームを作り出店している。

7.将来への展望

1年完結型ではなく、1年1年積み重ねていくものにしたい。旧入広瀬村大白川部落の“住民”として明治学院高校を受け入れてもらえるようにしたい。将来、卒業してからも「卒業生田舎暮らし」として携わることのできる取り組みにしていきたい。