【学習】総合学習「京都」研修旅行

総合学習「京都」は、今年度から始まった新しいプログラム(コース)です。京都の衣食住を体験を通して学ぶと同時に、京都に根付いたキリスト教について知ることを目的に4月より学習を行なってきました。現地での研修は12月20日~22日の2泊3日で行い、京都の文化を身を持って体験する機会となりました。

〇1日目

京都到着後、同志社大学を訪問。同じキリスト教主義の学校であり、明治学院とは様々な関係のある学校ですが、明治学院高校の生徒が正式に訪問するのは今回が初めてです。良心館の食堂で昼食をとった後に、同志社礼拝堂にて開会礼拝。重要文化財の礼拝堂は、どこか明治学院チャペルと似た雰囲気を持ち、落ち着いた雰囲気の中で礼拝を守ることができました。その後、経済学部の教授による同志社の紹介がありました。キリスト教文化センターの方々の温かいサポートによって京都での研修を同志社で始めることができたことは、大変有り難かったです。

チャペルから良心館のラーニングコモンズに移動した後は、同志社に留学している留学生との交流会でした。世界各国から来日している5名の留学生が、それぞれパワーポイントなどを用いて留学生活や母国について語ってくれました。留学生たちの流暢な日本語に一同感激。京都の魅力について熱く語る留学生から多くを学ばせて頂きました。同志社大学留学生課の素晴らしい企画に感謝します。


同志社の次は、西陣の京町屋「冨田屋」さんを訪問。趣のある京町屋で着物の着付けをして頂きました。本物の西陣織り正絹の着物と帯を身に着けて茶道のお手前を拝見することは、心に残る経験となりました。総勢72名の生徒が一度に着付けをするのは難しいため、半数の生徒は近所の西陣織会館で着物ショーを見学。交代で冨田屋さんでの体験を行なった後は、全員で冨田屋十三代目当主の田中峰子氏のお話を聴きました。お節句やしきたりのお話の他、「祈り、感謝、願い」を大切にするという言葉が印象に残りました。


夜は祇園の「元奈古」と東本願寺前の「にわ」に分かれて宿泊。元奈古では夕食時に舞妓さんが来て下さり、大変気さくに様々な質問に答えて下さいました。自分と同年代の舞妓さんたちが、親元を離れて置屋さんで修行の日々を送っている様子を聞くことは非常に興味深く、日常生活に関すること等明学生も積極的に質問をしていました。元奈古では京会席を、にわではすき焼きを夕食に頂き、趣のある日本家屋の旅館に宿泊することができました。

〇2日目

午前中は「京都料理学校」と「あじわい館」に分かれて、おばんざいの調理体験。九条ねぎや生麩など、京都独特の食材を使った調理実習では、出汁に使った鰹節も無駄にせずに昆布と炊いて一品作るなど、食材を大切に使い切る「始末」の精神も学びました。試食時には器の配置やお箸の持ち方など和食文化で大切なポイントも教えて頂き、感謝して食事をすることができました。


午後は着物を着用しての自主研修。旅館で着物の着付けをしてもらった後に京都市内の様々な場所を散策。慣れない着物での移動は大変な面もありましたが、各自思い思いの場所で京都を味わいました。

宿泊は前日に引き続き2つの旅館に分宿です。前日と宿泊先を入れ替えて、二つの旅館を体験することになりました。「元奈古」に宿泊したグループは、前日に別のグループが体験したのと同様舞妓さんとの交流会を体験。町で見かけた時には近寄り難い存在の舞妓さんも、座敷で向かい合うと楽しく語りかけて下さり楽しい交流の時間となりました。一転して踊りの披露では真剣な眼差し。芸を身につける厳しさも垣間見ることができました。

〇3日目

「七条甘春堂」「甘春堂東店」に分かれての和菓子作り体験で一日をスタート。職人さんの指導のもと一つ一つ様々な技法を用いて作り上げていく和菓子は、繊細な美しさと上品な甘さを持ち、試食時には感嘆の声が挙がりました。お土産用に2つの和菓子を持ち帰る綺麗な箱を頂いたものの、帰りの新幹線などで完食した生徒も多数。自宅まで無事に持ち帰ることができた生徒は家族への良いお土産になりました。


甘春堂から祇園に移動し、京都風にアレンジされた吉本新喜劇を観賞。京都の文化の奥深さに圧倒され続けた3日間でしたが、最後は関西のお笑いを満喫して研修旅行を終えようとの担当教員の目論見です。日頃はテレビで見ている芸人さんたちが目の前の舞台に立ち、特に「明治学院高校」を何度も話題にしながら芸を披露してくれて、楽しく笑って京都での最後の時間を過ごしました。

全員が病気も怪我もなく、多くを学びつつ楽しく過ごすことのできた充実の3日間でした。

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