新カリキュラムにおける情報科の取り組み


2022年度から新学習指導要領が導入されます。それにともない新カリキュラムが始まり、その中でも『情報』は2025年以降に大学共通テストの出題教科に追加されました。

新校舎完成後からはラーニングセンター(※)での授業となり、2022年度から学習内容や施設ともに大きく環境が変化する情報の授業の取り組みについて、情報科教諭にお話しを伺いました。(情報以外の新カリキュラムの内容についてはこちら)
※情報科教室・図書館・進路指導室・国際交流を統合した施設

〇新カリキュラムでの情報の授業での特徴について教えてください。

2022年度の入学生からカリキュラムが大きく変更(追加)されます。ただしこれまでの情報の授業で学習してきた「社会と情報」から全く異なる内容になったり、発展的な内容ばかりになるのかといわれるとそのようなことはありません。

情報の新カリキュラムでは、中学校までの学習(知識)を土台にして、これからの情報社会に適応できるような授業作りをしていきます。

 

 


具体的には、コンピュータの情報の扱い方から始まり、応用技術としてのシステムやデバイスの特徴、それを利用する際のモラルや注意(知的財産権など)を学びます。そして新しく入ってくる情報デザインやプログラミングなどを通じて、情報社会に自ら参画し、創造する力を養っていってほしいと考えています。

難しく感じる人は、まず何より「少しでも興味を持って主体的に(積極的に)授業に参加する」姿勢があれば心配ありません。

〇授業を通して生徒に身につけてほしい力はどのようなものでしょうか。


近年の情報技術の急激な変化は目を見張るものがあります。そのような中、私たちはさまざまなデバイスを利用して日々困ることなく生活できています。その際たるものの一つがスマートフォンでしょう。都内中学生の所有率80%、高校生になると95%という調査結果が出ています。

学生の多くが使用しているスマホで、何かトラブルが発生したときに、対処できる、対処できなくとも何かしら改善しようとできる人はそれほど多くはないのではないでしょうか。その理由は知識を身につけていないためです。

 


トラブルに対処できる力を身につけていれば、自己解決や困っている人を助けることもできますよね。

このように、理屈や仕組みを分からずに使っている情報技術の「ブラックボックス」化された中身を知ることで、日々の生活をさらに豊かにできます。授業での学びを通して理解してもらいたい考え方の一つです。

〇新校舎のラーニングセンター(統合施設)で期待することはありますか。

これまではある段階になると文系・理系の選択をせまられてきましたが、現在の社会ではそのような隔たりは少なくなってきています。大学でも文理融合の学部・学科が増えてきていて、文理にとらわれない柔軟な発想が求められています。

新校舎のラーニングセンターは、他教科と横断的な授業を行ったり、プレゼンテーションなどの発表の場となる予定です。文理にとらわれず広い視野を持って情報を提供する場になってほしいと期待しています。また、生徒の憩いの場にもなってほしいと願っています。

主体的に取り組む生徒の姿を他の生徒が目にすることで、より良い影響を受ける場になっていくことでしょう。

〇本校を志望する受験生にメッセージをお願いします。

本校には他者の意見を聞いたうえでの自由な発想を行う環境があります。将来何か新しいことをデザイン・創造してみたいと考えているならば、情報科として全力で応援していきます。

今は高校受験に向けて一生懸命努力していると思いますが、その努力は必ず未来に通じるものです。入学することになったときは、将来に向けて一緒に取り組んでいきましょう。

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