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【行事】歌舞伎鑑賞教室

1年生は6月10日(火)に歌舞伎鑑賞教室に参加しました。国立劇場が使用できないため、昨年同様サンパール荒川での開催です。本校では毎年国語科の教育活動の一貫として1年生は歌舞伎を、2.3年生は演劇を鑑賞しています。『土屋主税』という演目でしたが、学生向けに「歌舞伎のみかた」と題した解説もあり、生徒たちは優れた日本の伝統芸能と触れ合う貴重な体験をすることができました。以下生徒の感想です。

・舞台が開いた時、先ほどはなかったはずの家屋や木、雪が出ているのを見て驚いたし感動した。舞台というものはあんなにも細かく、まるで本物のようにセットがつくられているのだとは思いもしなかった。
・役者さんが家屋に入る際、傘をはらう演技が本物にしか見えなくてびっくりした。あんな演劇が自分もできたらなと思う。(自分は演劇部だから)
・赤穂浪士は1~2人ほどしか見えなかったけれど、見えていない所にたくさんいるんだろうなと簡単に想像ができた。なぜなら刀を討ち合う音や走る音が大きく、迫力たっぷりで聞こえてきたからだ。人数が少なくとも47人を表現するその工夫は本当にすごい。
・ストーリー的には、少し胸くそ悪いなという感じがした。昔の人の感性だから、自分に理解できない点が多かったというのもある。赤穂浪士が討ち入りに入ったことで切腹しないといけない、なんなら自分たちで切腹しようとしているのも何で?としか思えなかったし、兄が討ち入りに、つまり兄が死にに行ったのを妹が喜んでいることも理解できなかった。主の為に命を捨てるのは武士らしいなと思いつつ、馬鹿な考えだなとも思う。でもその気持ち(主のために己をさし出す気持ち)もわかる。もし自分が推しとか、大切な人を殺されたら絶対に狂ってしまうだろう。もし、そう考えたとしたら、彼らに対し喜ぶ気持ちもわかる。でも大切な人を失うのはいやだ。

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