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新校舎での学校生活 ~施設編~

9月から始まった新校舎での学校生活。施設の担当者との座談会を通して、主要施設での生徒の様子や旧校舎との違いを交えながら施設をご紹介します。

各施設の説明はこちら↓
ラーニングセンター家庭科室理科室礼拝ホール

ラーニングセンター(司書教諭より)

1.ラーニングセンターについて説明してください。

生徒の自発的な学習を促進する学習空間で、充実した機能を備えた図書館、アクティブラーニングに適した仕様の多目的教室、多くの面談室が併設されています。

また、進路情報の提供やサポートのための進路指導コーナー、学校の最先端のテクノロジーが集約された情報科室、多様性を大切にする本校の特性をもたせ、その窓口としての国際交流ラウンジを一体化させました。

2.ラーニングセンターでの生徒の様子を教えてください。

ラーニングセンターそのものは入り口付近は入りやすく動的な活動、奥に行くにしたがって静的な活動場所の配置となってます。

したがって国際交流ラウンジや情報科室では活発に、進路指導室や多目的教室では動的な活動がありながらも勉強中心の静かさ、さらに奥の図書館、自習コーナーでは静寂第一という空間となっています。

空間的な仕切りもうまく作用したようで、入口で2クラス分の生徒たちが出入りしても奥ではほとんど気になりません。共存できてよかったなと感じてます。


図書館の中で、意外だったのは今まで動かなかったジャンルの図書がよく借りられるようになった点です。

これまでは狭いスペースに書架も図書も詰め込んでましたが、一定の距離から書架を眺めることができるようになって、手に取りたいと思う本と出会うことができるようになったようです。

読みたい本と出会うにはある程度俯瞰できる距離が必要、設計の時にはこの視点はなく、いかに書架を入れられるかに始終してしまったので、反省しました。


自習コーナーでは、朝早くから生徒たちが勉強しています。

仮設校舎時代は手狭でコロナ感染対策のせいもあり、思うように自習スペースを使わせてあげられなかったのですが、その時できなかったことを取り戻すかのように自習に励んでます。

 

 

3.今後、施設に(または教科の側面から)期待すること。

1人一台iPadの時代となりましたが、インプットするにもアウトプットするにも、アナログ・デジタルそれぞれの良さがあります。

最近は本当にインターネットがなければお手上げ、という感じの生徒も教員も多いのが現状ですが、アナログもデジタルもそれぞれの良いところ取りで、使いこなせるようになってほしいと思っています。


そのために学校の情報を一元化し発信できる場としてラーニングセンターがあります。

そして人それぞれ使い方は自由です。これまでの学校での学習の枠組みにとらわれることなく、斬新な使い方でラーニングセンター を大いに活用してもらいたいと願っています。

 

 

家庭科室(家庭科教諭より)

1.家庭科室について説明してください。

旧校舎と比べて、調理台の台数は8台→10台、コンロは2つ口→3つ口になりました。

これにより、1班あたりの人数が3人または4人になり、一人ひとりの作業の充実がはかれます(「自称洗い物担当」や、「お任せ主義」ではいられません!)。


台の大きさはコンパクトですが、引き出し式の小机もつけてもらったので、物を置くスペースなどは工夫できます。

家庭科室は「土足禁止」です。上履き(スリッパ)を用意して履き替えてもらっています。できるだけ調理スペースは清潔に保ちたいと思っています。

今はシンクや机がピカピカなので、使うたびに徹底的に各班、掃除をしています。この輝きをできる限り維持していきたいです。

 

2.家庭科室での生徒の様子を教えてください。

・「きれいを保とう」と協力してくれています。毎回、調理台はピカピカに!

・地下なのに窓もあり明るく気持ちの良い部屋で、生徒たちが気分良く活動できている様子です。

3.今後、施設に(または教科の側面から)期待すること。

使いやすくきれいになった家庭科室と展開B教室で、「作るたのしさ」「作ることのできる喜び」を存分に体験してほしいです。

授業時間が多くはない中でもできるだけ体験授業を入れていくように計画していますが、これまでは広さやコロナの関係で思うように実習できていませんでした。

 

 


また、調理と被服の実習が重ならないよう授業の組み立てが大変でしたが、新校舎ではそのようなことは気にせず実習を計画できます。

状況を見ながら、安全に、楽しく実習ができるよう、積極的にそれぞれの部屋を活用していく予定です。

 

理科室(理科教諭より)

1.理科室について説明してください。

旧校舎では理科施設として実験室の他に、講義室としての教室が4つありましたが、新校舎では1つになりました。

ただし、物理、化学、生物それぞれの実験室は、講義室として使用可能な設計がなされており、設備も一新されて実験が大変しやすくなりました。

2.理科室での生徒の様子を教えてください。

実験室で座学の講義も行える実験講義室(物理)も設けました。毎時間、演示実験を取り入れ、興味を持たせるように授業を工夫しています。

生徒も実際に物を見るのが楽しい様子です。

 

 

 

3.今後、施設に(または教科の側面から)期待すること。

通常の授業では入れられない実験を集めた特別実験講座の開設を検討中です。

できるだけ多くの生徒実験・実習、演示実験を行い、生徒に自然科学への興味・関心を抱いてもらえるようにしていきたいと考えています。

 

礼拝ホール(聖書科教諭より)

1.礼拝ホールについて説明してください。

多目的な使用を念頭に作られています。吹奏楽部、ギター部、多人数授業、PTAの集会、合唱コンクールに向けての練習など、その使用方法は多岐に渡ります。

主観にはなりますが、チャペルは落ち着きがあり、厳粛な場という印象を与える建物です。一方で、礼拝ホールは落ち着きがあるものの、そこまで厳粛なイメージは抱かせず、気軽にドアを開ける事ができる雰囲気があります。

内装の特長として十字架そのものはありませんが(9月末現在)、日差しが入ると十字架が浮かび上がる造りになっています。

 

2.礼拝ホールでの生徒の様子を教えてください。

内装に感動し、生徒は一様に素敵なところだと感嘆の声を上げていました。

また、普段のホームルーム教室での授業に比べて、この施設は新鮮味があるらしく、聖書科の授業で喜ばれています。

 

 

 

3.今後、施設に(または教科の側面から)期待すること。

これ以上の期待はないのですが、強いて言えば講壇あるいは簡単な可動式の台の設置でしょうか。要望を出していて設置の実現を楽しみにしています。

どのような使い方ができるか、十分にポテンシャルを発揮できるか、これからじっくりと考えていきたいと思っています。

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